聞く事、話すことに障害を持っている人の検査をし、また訓練を行います。私達がよく知っているヘレンケラー。彼女は三重苦。つまり耳が聞こえない、話せない、目が見えないという苦しみを背負っていました。家庭教師サリバン先生によって、その機能を最大限に引き出すことができ、ヘレンケラーは人間として、大切なものを手に入れるのです。このサリバン先生こそ、言語聴覚士としての資質があった、のではないでしょうか。
言語聴覚士には、もちろん、高度な医療機器を使用した聴力検査や、食べるということをする為に、嚥下(飲み込む訓練)などを行いますが、繊細な人の心に対峙する仕事でもあります。先天的に耳が聞こえない、また話すことができないという人にとっては、それが当然の世界となっています。でも後天的に耳が聞こえなくなったら?今まで音であふれていた自分の周りが無音になったら・・・
これは精神的に大きなショックを受けることになります。今までごく普通に音を聞いて行動していた自分。音で判断し、相手に口で伝えるということを自然に行ってきたのですから、精神的な負担はかなり大きいのです。
それを支えることも、言語聴覚士の仕事になります。人とのコミュニケーションをとる手段がない、という状態の人に、何らかのコミュニケーション手段を伝えるのが、言語聴覚士の仕事です。
]]>この養成施設、例えば、専門学校などに行く場合、出身校校長による学校長推薦を儲けている学校などがありますので、成績が優秀という場合、これらを利用するといいですね。こういった養成施設には、推薦枠はもちろん、社会人枠を設けていることもあります。この社会人枠に入った場合、大学入試センター試験が免除となりますので、利用できる方は、どんどん利用しましょう。
言語聴覚士という視覚自体を知らずに、病院へ行った時や、リハビリ施設などを訪れた際に、知ったという人も少なくありません。ですから、社会人になってから、資格を取りたいと願う人も多いのです。ですから、社会人枠が専門学校や大学などにもあるのですね。
また、言語聴覚士になりたいけれど、学校へ行くには自分が働かなくてはならない・・・という場合、夜間の養成施設に行くことができます。この資格は、最近ようやく知られるようになってきましたが、以前は名前を言ってもどんな資格なのか、またどこでとれる資格かもわかっていませんでした。しかし、最近では、この資格を希望する人も多くなり、その需要によって、学校が増加しました。
]]>受験資格については詳細が言語聴覚士国家試験(厚生労働省のホームページ)に掲載されています。修了指定科目などが詳しく載っていますので、しっかり見ておくと役立ちます。
受験の手続きについては、受験願書、写真、修了証明書若しくは、修業見込み証明書又は、卒業証明書等が必要になります。この書類は、例年11月後半から12月中旬までに財団法人医療研修推進在団へ提出することになります。郵送、持参どちらでもいいのですが、郵送の場合、書留で提出することになります。
この受験の書類を提出した後は、書類の返還、受験地変更は認められません。
受験手数料は、35,700円です。
これらの受験は、身体、視覚、聴覚、音声機若しくは言語機能に障害を有するもので受験を希望する場合、財団法人医療研修推進在団に申し出ると、その障害の状態に応じて、必要な配慮をしてくれる場合があるようです。
国家試験についての詳細をしっかり知っておくことは非常に大切です。試験の申請書類を出し忘れない事、また受験票などの保管をしっかりして、試験に備えましょう。
]]>その大切なものを失われた、また失われつつあるものを少しでも回復するために、言語聴覚士が検査、指導、訓練を行います。この検査や訓練は大学や養成施設で学びます。専門知識、技術、コミュニケーション能力など一連の学習をします。また、患者さんの精神的な部分にも触れることになる言語聴覚士は、哲学、心理学というものも学びます。
医学総論・解剖学・内科学・言語学・・・などの基礎的な部分を、1年間学びます。医学というものにふれ、さらに専門知識を養うために、基礎をしっかり学びます。この1年次から、コミュニケーション論なども学びます。
精神医学や言語発達障害学、といったさらに専門的な学習は2年になって始まります。より専門的になりますね。またここでは、食べ物、健康という部分も学ぶことになります。言語聴覚士はほかの医療関係者と組になってリハビリなどを進めていきます。チーム医療というものです。
3年次になると、臨床心理学、カウンセリングなど、より精神部分を追求した内容になっていきます。ここで、言語聴覚士という仕事がより「心」に接するものだとわかりますよね。さらに4年次に公衆衛生学、関係法令などを学び、国家試験に向けての学習になって行きます。
]]>話をすることができない、伝えたいと思っていることが、言葉にできないということが、どれほどの苦痛か、そういった人の痛みがわかることが、一番必要だと思います。もちろん、口が利けるように、しっかりと訓練することも必要になりますが、それだけじゃなく、その方の痛みをわかちあうということも、患者さんの訓練がより進むための、信頼感を得る為に重要なことです。
生まれつき耳が聞こえないという人。また言葉を話せないという人、障害をもって産まれた先天的障害の方々に、少しでも、ほんの一歩でも、機能が回復することができるように、その機能を引き出すことができるように訓練をするのが、言語聴覚士の大切な仕事になります。
事故や病気などによって、昨日まで聞こえていた耳が聞こえない・・・話をしたいのに、言葉が出ない・・という状態になった場合、どうすればいいのか、いらだち、悲しみ、苦しみます。その気持ちを解きほぐしながら、一緒に訓練を頑張っていく、躓いても、止まってしまっても、一歩でも前に進めるように指導する、そんな辛抱強さを持ち、慈愛の精神をもった人、またそんな訓練を受けた人が、言語聴覚士に向いているといえるでしょう。
]]>高齢化が大きな問題となっている日本では、現在、多くの疾患を抱えている人が多いともいえます。加齢による脳疾患、心臓疾患、などによって言語障害、難聴などが多くなっていることも事実です。この言語障害などのリハビリを行うのが、言語聴覚士となりますね。
この資格は、就職に非常に有利です。最近では、特に、この高齢化によって老人福祉施設やご高齢者のリハビリセンターなどが多くなっています。またこのような施設がこれからも建設されることが予想されますので、より、雇用先が多くなっていくと思います。
国家資格ですから、再就職や転職などに有利というだけでなく、一度言語聴覚士という視覚を離れてからでも再度復職をする際に、この資格が強みになります。
ご高齢者の機能回復訓練だけでなく、聴力に障害を持っているお子さんたちの訓練施設といった施設でも求人があります。これから先も幅広い活躍が期待される、また雇用先が広がっていきそうな、言語聴覚士です。
]]>ですが、実際には、患者さんの精神的な部分をよく考えながら行う、非常に繊細な仕事ともいえるのです。先天的に障害があるという方の場合、初めから聞こえない、初めから話せないという状況であれば、精神的負担も大きくないでしょ?という人がいるかも知れません。ですが、思春期になった時、また社会人になる時、進学する時、いろいろな面で、ぶつかる障害が、多くなっていく時、やはり、何かの支えが必要になる場合があるのです。
病院やリハビリなどの場合、大人の指導が多い、ということもあるかもしれませんが、養護学校などでの指導になる場合、子供達への指導や回復訓練となります。思春期になって、「どうして私、口がきけないの?普通に話すことができないの?」という疑問がわいてきます。
こうなれば、訓練も無意味のような態度をしたり、どんなことにも無欲になってしまったり・・・こういった精神的な部分をよく気遣いながらの、指導や訓練となります。
訓練や指導は、個人やグループなどいろいろな指導方法がありますが、コミュニケーションをとりながら行う訓練は、お互いに信頼が必要になる、やはり精神的部分を考慮しながらの仕事といえます。
]]>地域によっても、違いがありますし、もちろん、病院、医院、クリニック、老人施設といった雇用される機関によって様々なようです。また国公立の病院やリハビリセンターなどにはいれば、もちろん、公務員ということになりますので、公務員の給料になるわけです。
私立病院などのほうが、お給料が良いというのは、ほかの資格での一緒だと思いますが、公務員という場合は、ボーナスが必ず支給となりますので、年収になると、ほかの病院などよりも多くなるということがあるようです。
最近では、高齢化社会となった日本において、老人ホームや保健施設、また老人のリハビリ専門施設といったご高齢者の施設がとても多くなっているようです。この福祉の分野のリハビリ等の仕事は、この先も、かなりの需要になるのではないでしょうか。
言語聴覚士はパートやアルバイトというよりも、正社員としての雇用が多いようですね。ですが、最近では、病院やクリニックなどによって、パートやアルバイトとしての雇用ということも少なくないので、雇用の際には、必ず確認をするべきでしょうね。
]]>このご高齢者の多い日本では、老人ホームや老人保健施設などが乱立しているという状態になっています。そうなると、言語聴覚士など、脳疾患などの後のリハビリ需要の高い資格は、さらに需要が高くなるのではないか?と思われますね。
病院、クリニック、医院、保健施設、養護学校、養護施設、老人ホーム、老人保健施設、リハビリセンター・・雇用の場所はかなり幅広く、また国家資格ということで、信頼性のある職業といえます。現在でも、この資格の人材育成を急いでいる声があります。それだけ、需要があるということでしょう。
最近の日本での医学の技術の進歩は目を見張るものがあります。これによって、今までは助かることのなかった疾患も命を取り留めることができるようになってきました。それでも、リハビリを必要とする後遺症まで、医学の技術によって治療できるという所まではいっていないのが現状です。言語の部分や視覚の部分などは、やはり、機能訓練の必要な後遺症となるのです。
言語聴覚士や視能訓練士といった資格取得者が、こうした訓練や検査を行うことになりますから、こういった面でも、需要が大きくなることは想像できます。言語聴覚士という資格は、将来性の高い資格である、ということは、間違いないと思います。
]]>先天的な障害の場合、小さな頃から機能回復訓練や検査などを受けていますので、どうすればその機能をより回復できるのかということを中心に、訓練を行っていきます。
後天的な障害、つまり病気や怪我によって、口がきけない、言葉が出ない、うまく話せない、耳が聞き取りにくい、という障害を持ってしまった方々に接することになります。中には、人生に絶望している方もいらっしゃいますので、医師との相談をしながら、患者さんの心を支えながら訓練を進めます。
こういった治療の場合は、言語聴覚士だけでなく、ほかの医療関係者とチームを組んで行うことで、効果をより高めることができます。言語聴覚士は、精神的な部分も学習してきますが、心をふさいでしまった人の心を解きほぐすという役割は、やはり精神科の医療関係者のほうがいいでしょうし、内科的な部分、また外科的な治療と一緒に行うチーム医療にすることで、相乗効果を生む場合があるようです。
言語聴覚士の役割は、医者ではありませんので、聞こえなくなってしまったというものを聞こえるようにはできません。聞こえなくなってしまった場合には、より旨く補聴器が使えるように指導します。少しでも聞こえる場合には、より聞こえるように、その音を探ります。
でも、やはり患者さんのやる気を出させる工夫も必要となりますので、精神的な部分の強い職業、患者さんを心の中でも支えることができるのが、言語聴覚士の役割でもあります。
]]>失語症の場合、言葉が出ない、という状態です。この原因が脳にある・・という場合には、脳神経外科医、看護師、神経内科、理学療法士、作業療法士、そして言語聴覚士でチームを組み、その訓練、治療を行うことになります。
脳神経外科医は、脳の部分の治療を、看護師はその補佐をしますね。理学療法士は、その原因を探る為にレントゲンを行ったり、各種検査などを行います。作業療法士は、言語のほかに麻痺などがある場合、その麻痺している部分の機能回復に努めます。神経内科は、どの部分の神経がどのようになって、障害が出ているのかを詳しく検査し、さらに言語聴覚士が、言語が出るように、また、飲み込みが旨くできるか、といった検査や訓練を行うのです。
時に、医療では、こういったチームでの医療を試みます。人間の身体は全ての器官がつながっています。一つの器官がおかしくなることで、ほかの部分にも支障が出てくるのです。この関連した部分も一緒に訓練、治療をしていくことで、さらに効果をあげていこうというものです。
言語聴覚士はこのように、コミュニケーション能力も必要になっていく仕事だと思います。患者さんを良くしたいという気持ちでこうしたチーム医療に取り組む方々、本当に頑張ってほしいと思います。
]]>最近の調査では、心身障害施設、保健福祉施設、医療機関のリハビリ施設、などが多くなっています。これを見ると、福祉関係が非常に多くなっていることがわかりますね。もちろん、医療機関の耳鼻科やリハビリといった部分への雇用もあります。
医療関係の仕事の中では比較的、残業などが少ない業種といえるようです。これはその施設によって多少の違いはありますが、平日8時30分、または9時から夕方5時、6時という勤務時間が多いようですね。残業はありますが、極端に多い残業はないようです。土曜診察があり、水曜が休みというところもありますね。
勤務時間が特に長くないからといって遊んでいることはありません。言語聴覚士の分野は現在もさらに進化している業種ですから、新しい技術や訓練方法などが、いつも研究され、発表されています。こうした知識を貪欲に受け入れることで、さらに言語聴覚士として成長できるのです。
また、最近では老人保健施設などの業務も多くなっていますから、ご高齢者についての知識も吸収しなくてはなりません。介護という面もある程度知っておく必要があります。これからさらに需要が増えるのは、こういった福祉の部分であるとも言われていますので、学習することが必要になるのです。
]]>言語聴覚士は、言語・聴覚・嚥下という部分に障害をもつ方々の病態について原因を検査などによって調査し、リハビリなどを行って、機能回復できるようにする仕事です。
専門学校では、3年間のカリキュラムでこれらの専門的知識や技術などを学んでいきます。老人医療やリハビリ、福祉といった分野がこの先さらに需要があると予想されますので、将来性の高い職業となります。
また、日中に通うことのできない方のために、夜間部を設けている学校もあります。言語聴覚士という仕事は、あまり多く知られていない職業でもあり、社会人になってから知ることも多いのです。既に仕事を持ちながら、言語聴覚士として働きたい、という希望を持って、皆さん、夜間の専門学校に通っています。
これら専門学校を詳しく検索できるサイトがいろいろありますが、探しやすくて便利です。
夜間の場合は、4年間かかりますが、卒業と同時に国家試験の受験資格を得ることができます。夜間部で日中仕事をしながらの学習は、かなり大変かと思いますが、みなさんしっかりと学習され、高い合格率で言語聴覚士となられ、全国で活躍しています。
]]>言語聴覚士になった方の中で、医療関係での仕事をしたいけれど、死には関係のない職業ということで言語聴覚士を選択した、という人がいました。ですが、この方の担当患者さんが、亡くなるという事態になってしまったのです。
言語や聴覚に異常が出るというのは、脳の疾患の場合も多く、その担当された患者さんは脳腫瘍でした。機能回復訓練をするほど元気になった患者さんでしたが、この脳腫瘍が再発してしまったのですね。再発後は、病巣の勢いが早く、あっという間に亡くなられてしまったのです。信じられない出来事ですが、脳腫瘍の患者さんやがんなどの患者さん、大きな疾患を抱えている場合、いつ何時緊急なことがあってもおかしくないのです。
一緒に訓練を重ねてきた患者さん。精神的部分を支えながらの訓練を行っている言語聴覚士にとって、思い入れも深くなっていたのでしょう。しばらく立ち直れなかったといっていました。もちろん、看護師や医師よりは、亡くなる方を目にするということがないのですが、やはり医療関係の仕事に就けば、死を目にすることもあるのです。
退院できる喜びをかみ締めながら、一生懸命リハビリに励んでいた姿を見ていれば、当然、その死に悲しみ、驚き、病気に対して憎しみも覚えます。毎日の沢山の出来事を乗り越えて、毎日、回復訓練に一緒に頑張っているのですね。
]]>またある方は、たくさんの友人と語らう中で、人間の考えることの違い、感じ方の違いなどをとても強く感じることができた、それが、今のコミュニケーションを作るということにつながっていると述べていました.
言語聴覚士という資格は、医療についても他の分野についても、ある程度の知識を必要としている資格です。また、ご家族や患者さんとコミュニケーションをとりながら訓練を進めていくため、協力を得ることが必要になります。
知識を深め、経験を積んでいくことが大切ですが、やはり学生時代にこうした友人との語らいの中で自然といろいろな学習をしてきたのですね。その学生時代に培ってきたことが、雇用先でも活かされているのですね。
チーム医療、言語聴覚士以外の分野の知識、コミュニケーション能力、多様な能力を必要としますが、どんな職業でも雇用された先で経験を積んでいくものです。はじめから100%出来るという人はいないのですから。患者さんから得るもの、また医師や看護師、自分の同僚から得るものも沢山あると思います。人の心を理解できる、そんな言語聴覚士になってほしいと願っています。
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